以前から日本人に非常に多い胃癌。今でも毎年4万人ほどの方が命を落とす恐ろしい病気です。以前から、塩分の摂取過多・野菜不足・ストレスなど様々な要因が危険因子であると考えられてきました。今では、日本人の胃癌患者の98-99%程度はヘリコバクター・ピロリ菌が関与していると言われています。裏返せば、ピロリ菌がまず自分の胃に住み着いているかどうかを知ることが、胃癌早期発見のためには最も大切です。実際、2013年からピロリ菌の除菌治療の保険適応がピロリ菌をお持ちの方全員に広がったのですが、それとともに私たち内視鏡検査に携わる医師の間でも胃癌患者さんが減少していることは肌で感じています。胃がん撲滅に向けて、全体的な流れとしては良い方向に進んでいるものの、いまだにご自身がピロリ菌を持っているかを知らない方が多くいらっしゃること・ピロリ菌を駆除した後も胃癌を発症される方が一定数いらっしゃること、が今の問題点です。各自治体では、採血で簡単にわかる胃癌リスク検診が実施されています。検診は当院でも実施しておりますので、お気軽にご相談ください。