大腸ポリープ手術

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大腸ポリープとは?

大腸ポリープとは?

大腸ポリープは、大腸内壁に生じるいぼ状の組織で、良性(腺腫)と悪性(腺癌)に分かれます。これらのポリープはすべてが、がんに進行するわけではありませんが、将来的にがん化する可能性もあるため、早期発見と適切な治療が重要です。

大腸ポリープの原因

大腸ポリープの発生は、食生活の変化と密接に関連しています。特に、動物性たんぱく質や脂肪の過剰摂取、食物繊維の不足などはポリープのリスクを高めます。健康的な食生活を心がけることが、ポリープの予防につながります。

大腸ポリープの症状

多くの大腸ポリープは無症状ですが、大きくなったりがん化したりすると、血便や排便時の異常などの症状が現れることがあります。早期発見のためには定期的な内視鏡検査が効果的です。

日帰り大腸ポリープ手術

大腸カメラ検査にて大腸ポリープが見つかった場合、その場で内視鏡を用いた除去手術を行うことが可能です。
患者様は手術当日に自力で歩いて帰宅することができ、生活への影響が少ないことが大きなメリットです。

当院では主に次のような方法で大腸ポリープの切除を行っています。

コールドスネアポリペクトミー

コールドスネアポリペクトミーでは、金属ワイヤーでポリープの根元を絞り、高周波電流を使わずに切除します。この方法は出血や腸管穿孔のリスクを極めて低く抑えることができます。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

EMRは、大型のポリープやがんの疑いがある場合に選択される方法です。生理食塩水を注入し粘膜を挙上させた後、金属ワイヤーで高周波電流を通じてポリープを切除します。これにより、広範囲のポリープを安全に除去することが可能になります。

手術の流れ

  • 大腸ポリープの発見と評価
  • コールドスネアポリペクトミーまたはEMRによる切除
  • 出血がないことを確認し、必要に応じて止血処置を行います
  • 切除したポリープの状態を慎重に評価し、検査結果に基づいて追加治療の必要性を判断します

術後の注意点

術後の注意点

日帰りで行える大腸ポリープ手術は、安全性が高く、比較的負担の少ない手術です。手術後の適切なケアは、合併症を防ぎ、快適な回復を促すため、非常に重要です。

生活上の注意点

食事

術後、しばらくは刺激物やアルコールの摂取を避けてください。

旅行や出張

旅行や出張など、体への負担がかかる活動は、少なくとも1週間程度控えてください。

手術日の選定

手術を受ける際は、これらの制限を踏まえて手術日を決定することが重要です。患者様の生活スタイルや予定に影響が最小限になるよう、事前に十分な相談を行い、最適な日程を決定します。

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