コラム

お酒は百薬の長?

2022.12.28

毎年今の季節はクリスマスや年末年始などのイベントが目白押しで、お酒を口にする機会も多くなってきます。古くからお酒は百薬の長と言われていますが、最近どうもアルコールに対する風当たりは厳しくなってきています。少し前にはWHO(世界保健機構)から『飲酒は口腔・喉頭・咽頭・食道・肝臓・大腸癌と女性の乳癌の原因である』との発表がありました。最近ではアルコールの摂取により、DNAが損傷してがんのリスクが高まるとの研究結果も発表されました。なかでも少しお酒を飲むと顔が赤くなる方・お酒を飲むと翌朝にお酒の臭いが残りやすい方は遺伝的にお酒の悪影響を受けやすいとされています。さらに、もともとアルコールは弱かったけど、訓練の結果、飲めるようになった方は喉から食道にかけての癌のハイリスクグループです。心当たりのある方はぜひ一度内視鏡検査をうけるようにしましょう。

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